新築と中古どちらを買う?その違いを知ろう

新築と中古どちらを買う?その違いを知ろう

家選びで誰しも悩むのが、新築にするのか中古にするのかということです。

購入価格は中古の方が安いけれど、その分建物が劣化しているかもしれないし、コミュニティーのルールが煩雑そうだし……と、あれこれ調べるほど心配事ばかり増えて、余計に混乱してしまいます。

重要なのは、基礎知識として新築と中古の違いを頭に入れ、そのうえで一物件ずつ検討することです。そのための「基礎知識」として、三つの違いをご紹介します。

 違いその1:情報収集の方法が違う

 

初めて物件を探す人はあまり知らないことが多いのですが、新築と中古では情報収集の方法から異なっています。新築はモデルルーム(ハウス)、中古は実物を見ることで、実際の住宅のイメージをつかみます。

新築の場合は、まずインターネットや雑誌を介して情報を収集し、いくつか候補を選びます。その後、モデルルーム(ハウス)に出かけて実際の住宅のイメージをつかむことになります。中古の場合は、同じくインターネットや雑誌で情報収集するのに加えて、不動産会社に希望条件の物件を探してもらうように頼むことができます。その後、候補に挙がった物件の場所へ現地見学に出かけます。

新築と中古のどちらにしても、実際の住宅のイメージをつかめると、判断に役立ちます。ただし、新築物件のモデルルーム(ハウス)は、実際の物件とは間取りや外観などが異なっていることもあります。中古の物件の場合は、実際の物件を見られるのでモデルルームのような「実物との違い」は問題になりませんが、古い分耐震性を評価する資料がないというケースもあります。また、売主が居住中のまま売り出されている物件は、内見に制限がつく場合があるので、事前に確認が必要です。

 違いその2:物件価格は当然中古が安いが……

 

物件価格は当然中古が安いが
新築と中古の違いとしてもっとも分かりやすいのは、物件の価格でしょう。当然中古の方が安いのですが、いくつか注意すべき点もあります。

まず、新築と中古の価格差は立地によって異なるということです。郊外の方がその差は大きくなりがちです。言いかえれば、郊外の方が中古物件の資産価値の下落率が大きいということです。

物件価格を考えるのであれば、現在の(購入時点の)価格だけではなく、将来の資産価値も考慮したいものです。郊外物件を購入する場合は、現在割安に感じても、将来の資産価値が大きく下落する可能性まで考える必要があります。将来年齢を重ねてから、利便性のために都市部に戻ってくることまで想定して、郊外の中古物件を購入すべきか判断するとよいでしょう。

予算に余裕があり、将来の資産価値を重視したいのであれば、あえて都市部の新築マンションを狙う手もあります。

 違いその3:コミュニティーへの関わり方

 

新築と中古だと、物件のある地区のコミュニティーに対する関わり方や感じ方が異なってきます。

新築マンションの購入や、新しく売りに出された分譲地に住宅を建てたケースを考えてみましょう。この場合、自分だけではなく近隣住民の多くも「新参者」です。入居時期の近い「同期」ということで、一体感が生まれやすくなります。集合住宅や地区のルールにも、同じペースで慣れていく(似たような失敗をするかもしれません)ために、共通の話題も持ちやすく、コミュニティーの中で疎外感を持つ可能性が低いのです。

一方で中古物件の場合は、自分だけが「新参者」となります。慣れるまでが少し大変ですが、積極的に溶け込む姿勢を見せれば問題ないことがほとんどです。すでにあるコミュニティーですから、現地見学のときにそのコミュニティーの雰囲気をチェックすることもできます。転入者に不親切、ルールが厳しそうなど、ネガティブな要素が見られる場合は、条件と照らして候補から除外することもできます。これは中古ならではのメリットと言えます。

 不動産売却お役立ちコンテンツ

住まいを買う契約の流れ

 住まいを買う契約の流れ住宅購入における情報収集の方法、申込み方法など、知っておきたいポイントや注意事項などをまとめました。 どんな物件を選ぶか  1.物件選びその1 マンションか一戸建てか...

資金計画を考えよう!諸費用も忘れずに

 資金計画を考えよう!諸費用も忘れずに 住宅購入には多額の費用がかかりますから、資金計画を入念に練る必要があります。 住宅購入にいくらかかるのか、住宅購入までにいくら貯めればよいのか、住宅ローンやその他借り入れはどう考えればよいのか、一つずつ計画が必要です。 それにはまず、かかる総コストの把握をしたうえで自己資金と借入れについて考える必要があります。   物件価格以外に「諸費用」も計算しよう ...

住宅ローンにはどんな種類がある?

 住宅ローンにはどんな種類がある?自分に合った住宅ローンを選ぶためには、まずどのような住宅ローンがあるのか基本知識を踏まえる必要があります。 その中から、いくつか見つくろって情報を収集し、直接店舗に足を運んで相談やシミュレーションを実施し、最終的に最適な住宅ローンを選ぶのです。 住宅ローン選びの最初の段階として、住宅ローンを融資する主体別に三つの種類に分けて見ていきましょう。 返済可能額を軸に考える ...

住宅資金の前にライフプランを考えよう

 住宅資金の前にライフプランを考えよう今回の記事では、住宅取得計画においてライフプランを作る重要性について説明します。 住宅取得は人生でも最も高額な買い物の一つですが、住宅取得以外でも子供の学校や老後、車、冠婚葬祭など、お金の出ていくイベントはたくさんあります。そして、大体どの時期にどの支出が必要になるかは、前もって分かるものです。...

マイホームはいつ買う?判断する3つの基準

 マイホームはいつ買う?判断する3つの基準一戸建てにしろマンションにしろ、住宅の購入は多くの人にとって最も大きな買い物です。ぜひとも後悔のないタイミングで購入したいものですが、何をどのように考えれば、ベストタイミングが判断できるのでしょうか。 自分なりの「ベストタイミング」を考える手がかりをつかむために、その判断のきっかけとなる三つの基準をご紹介します。 人生の転機で考える ...

建売住宅と注文住宅の特徴と違いとは?

 建売住宅と注文住宅の特徴と違いとは?一戸建ての購入を考えるときには、「建売住宅」にするか「注文住宅」にするかを決めることになります。 価格の違いと「考えることの少なさ」から建売住宅を選ぶ人も多いのですが、実はもう少しじっくり検討するべきポイントがあるのです。 二つの特徴と違いを知ることが、どちらを買うかの判断の助けになります。 建売住宅と注文住宅の違い  建売住宅と注文住宅の一番の違いは、つくられ方にあります。一言で言うと、建売住宅はレディーメイド(既製品)であり、注文住宅はオーダーメイド(受注生産品)です。...

マンションVS一戸建て 選び方の基準は?

 マンションVS一戸建て 選び方の基準は?  家の購入を考えるとき、まず悩むのはマンションと一戸建てのどちらにするか、という問題です。 予算や生活スタイル、住む地域の特色などによって優先順位が変わってくるので、一概にどちらの方が優れているかを結論づけることはできません。その点、比較が難しくなりがちですよね。...

Real Estate Selling

不動産査定無料相談

SellList

不動産売却事例

Company

北海道知事 石狩(3)第7927号
株式会社アヴァント
〒003-0832
札幌市白石区北郷2条4丁目2-17
N43.INAビル3F
TEL/011-214-0284
FAX/011-214-0384

まずは、お気軽にお電話ください。

011-214-0284

年中無休 10:00 - 19:00

Webフォームからのお問い合わせはこちらから。